口腔がんについて

2018/04/27 院長ブログ by kenjishika

先日、長崎市で開催された口腔ガンについてのセミナーに、参加させていただきました。
私が以前在籍していた、長崎大学歯学部第2口腔外科の教授も講演されることもあって、拝聴させていただきました。

みなさんは、口腔ガンというものをご存知でしょうか? なかなか耳にすることのないガンですね。
ガンといえば、胃、肺、乳がんなどは、よく耳にされることはあると思います。でも、実は口腔ガンはあなどれない、かなり「怖い」そして「悲惨」なガンなのです。

すでに、ご存知かと思いますが、日本人の死亡原因の第1位は、「がん」です。
では、部位別の死亡率というと口腔ガンは、部位別10位に位置し、罹患者(がんにかかった人)に対する死亡率は、46.1%とおよそ半分の患者さんが命を落としてしまうという結果となってます。
胃や、肺、大腸などは、ご自身で中をみることができませんが、これらのガンは、逆に人間ドックなど健康診断などの啓発活動で早期に発見され、死亡率は、口腔ガンよりも生存率が高いのです。口腔内は、目に見える箇所です。同じように目でみえる箇所にできるガンに、皮膚ガンがあります。皮膚がんは、先述の死亡率で言うと、第23位で10.3%です。

なぜ、そのような状態になったのでしょうか? それは、日本における歯の定期健診の重要性の認識の低さに関連するかと思われます。米国では、口腔ガンの死亡率は、日本の死亡率よりかなり低く19%です。米国の歯科治療は、日本よりも特に優れているのでしょうか? その答えは、歯科治療に関する認識の違いがあるようです。
当院は、4か月、あるいは6か月の定期健診をお勧めしています。定期健診の重要性を理解されている方は、必ず来院されているので安心なのですが、やはり歯科医院は、怖いところで痛くなったら通う所と認識されている方は、残念ながらいらっしゃいます。米国では、日本のように皆保険ではありません。個人で民間の保険会社に加入する必要があるのです。それで、歯の疾患にかかって保険で費用を賄ってもらうためには、「半年に一度の口腔健診」が義務化されているのです。よって、米国では、半年に一度、虫歯、歯周病の検査だけでなく。口腔ガンの検診も同時に実施できている現状があるのです。日本は、皆保険で検診は保険がききます。ぜひたくさんの方が、歯科の定期健診の重要性を認識されることを願っています。


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