ピンピンコロリ
今日は、先週末にとある講習会で、
管理栄養士さんと一緒に口腔内ケアを実施されている歯科衛生士さんのお話を聞く機会があり、
大変感動しましたので、かいつまんでですが、ご紹介させていただきます。
”PPK”という言葉を、お聞きになったことがおありでしょうか?
PPKとは、「ピンピンコロリ」の略で、「死ぬまで元気で生きる!」ということです。
具体的に言うと、
「寝たきりになったりせず、自分の足で歩け、自分の時間を有意義に過ごし、充実した生活を送る」
ということだと思います。
このようになるためには、しっかりとした食事を食べて、適度な運動を続けることが不可欠になります。
これには、まず第一に筋力が、さらにエネルギー摂取が必要です。
では、これらを可能にするためには、何が必要なのでしょうか?
答えは、バランスのとれた食事を、自分のお口で、しっかりと噛んで食べることなのです。
特に「しっかりと噛める」ということが、重要です。
「しっかりと噛める」ということは、咀嚼筋群(そしゃくきん)の筋肉を鍛えることができます。
そうすれば、そこに不随する筋肉も鍛えることができるのです。
痴呆も予防できるということです。
前述の「しっかりと噛める」ためには、ご自身の歯が必要になってきます。
多ければ多いほど噛む力も強くなります。
今では、主流である、失った歯を取り戻せる「インプラント」治療というのもありますが、
保険もききませんし、自分の歯の租借力にはかないません。
また近年、健康寿命(平均寿命でなはい)と、歯の残存数には相関関係があるというのが、常識となっています。
なので、血圧、血糖値などと同じように歯はとっても大事なのです。
痛いときにだけ歯科医院に通うだけでは、大事な歯は守られません。
ご自身の歯を1本でも多く残すためには、毎日のセルフケアだけっでは、不十分です。
やはり定期的な歯科医院での検診、メンテナンスが必要なのです。